ハナちゃんとの出会い

ハナちゃんは2001年8月27日、突然我が家にやって来ました。

当時ワタクシの妹は、隣の市の市役所で仕事をしていたのですが、
そこでは、所定の日時に所定の場所に、
動物を連れてくると保健所の車が回収に来る、という、
いいんだか悪いんだかよくわからないシステムがありまして。
妹が勤務していた5年弱の間に1度だけ、段ボール箱が置かれたことがありました。

妹と同僚の方が見に行くと、箱の中には、1匹の成犬と2匹の仔犬。
3匹とも可愛いねぇ…と覗きこんでいたら、1人のおじいさんがやって来て
事情を話してくれました。



3匹は親子で、母犬はずいぶん前から時々おじいさんのお家の庭に来ていました。
エサをあげても住み着くことは無く、ただ休憩をしに来ている感じだったとか。
そんなある日、突然2匹の仔犬を連れて来てきました。
おじいさんのお家なら安心だと思っていたのでしょう。
昼間は仔犬を庭に残してどこかに出かけ、
夕方には帰って来て仔犬と過ごしていたそうです。

おじいさんには身寄りがないそうで、
まもなく老人ホームに入居することが決まっていました。
引き取り手を探したけれど見つからず、
最近は保健所でも里親探しをしてくれると聞いて、
保健所に頼ってみることにしたのだそうです。
そう決めたものの心配で、保健所の人が来たら
直接お願いしようと思って待っていたのだそうです。

そういうことなら…と言うわけではないのですが、
仔犬を1匹引き取ることを、妹、即決。
まぁ、事情を聞く前に、すでに引き取ることを決めていたようですが。



その場で自宅に電話をかけ、
父に『犬を迎えに市役所まで来い。』
母に『仔犬用のミルクとフードを買って来い。』と指令をだしました。

こうして我が家にやってきたのがハナちゃんです。



この日から、我が家全員、ハナちゃんにメロメロです。



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タグ：犬 出会い 保健所 捨て犬