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フーちゃんって実は… [フーちゃんのはなし]

我が家の庭にやってきたとき、小さくてガリガリで頼りな~い仔猫だったフーちゃん。
7月に動物病院で診察して貰った時、検便をしようにも何も採取できず、
耳の中には石のような耳垢がギッシリ。
普通の状態ではこんな風に垢が詰まることはない、便が何もないほどお腹をすかせている、
この仔はきっと大きな猫達にいじめられている、とてもか弱い仔猫なんだ、

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と、獣医さんもスタッフの皆さんも、だれもがそう信じていました。

8月に予防接種の直前、フーちゃんが怪我をしたので慌てて病院に連れて行ったのですが、
怪我をした箇所はというと、
頭頂部と後頭部に大きな歯の跡。ガブッと噛まれたようです。
左前脚の付け根にも噛み跡、右前脚の付け根にはひっかかれた跡。

怪我の状態を診た獣医さん、一言
『この仔は見かけによらず、勝ち気なのね…。』

ケンカで怪我をした場合、弱い子はお尻を向けて逃げるところを襲われるので
下半身(後ろ足やオシリやしっぽ)に怪我をすることがほとんどなのだそうです。
でもフーちゃんの怪我は上半身に集中しています。

獣医さんの予想では
『この仔は、大きくて強いネコに、頭から突っ込んで行ったんじゃないか。』と。

まさかこのか細い仔猫がそんなことをするなんて…と思ってた矢先、
フーちゃん、勝ち気なところを思う存分発揮してくれました。

スタッフの方が、怪我の周りの毛を刈ろうとバリカンのスイッチを入れたとたんに、
フーちゃん絶叫しながら大暴れ!
どうやらバリカンの音が気に入らなかった様子。
あまりの暴れっぷりに、洗濯ネットに体を入れられたのですが、暴れに暴れて脱出。
もう一度ネットに入れて頭だけ出して、スタッフの方とワタクシの2人でがっちり固定。
体重1.2kgの仔猫を相手に、大の大人が2人ががりで大苦戦。

110510-02.JPG

実はこの前日、猫を飼っているお友達にフーちゃんの怪我の様子を相談したのです。
彼女は猫を飼っているうえに、獣医師免許を持っていることもあって、
何かと相談にのってもらっています。
その彼女からも
『フーちゃん、相当負けん気が強いですね。
きっと相手の猫にも同じくらいのダメージを与えたに違いない。』
と言われていたのです。

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そのときは、まさかねぇ…と思っていたのですが、
あの暴れっぷりを見て確信しました。
フーちゃんのけんか相手には、フーちゃん以上の怪我を負わせているハズです。

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(フーちゃんの傷跡。おハゲちゃんが残っています。)

頭の噛み跡をみると、かなり大きな猫だったのではないかと思います。

あんなに小さくてか細くて貧相な仔猫に、大けがをさせられたなんて、
相当プライドが傷ついたのではないかと…若干心配。


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