ただいまハワイからHulaの先生が来日されておりまして。
先週の土曜日、この土曜日、日曜日の3日間、
ハワイのシェルを使ったレイの作り方を教えていただきました。
先生はレイメーカーなのです。
ワイキキのカイマナビーチホテルで、月曜日~木曜日の午前中
シェルレイのお店を出しています。

で、レイメイキングです。

先生が、オアフ島とカウアイ島のビーチで探してきたシェルを持ってきてくださいまして
その貝を分けていただき、それを使って作り方を教えていただきました。

貝の種類や色、代表的なレイの技法、古典Hulaで使うレイのスタイルなどなど
レイや貝にまつわる色々な講義をしていただいたあと、いよいよレイ作りのスタートです。

今回使った貝は、Moni(モミ)とKahelelani(カヘレラニ)です。

小さいのですよ。
つまようじと比べるとこんな感じ。



左がモミ、右がカヘレラニ。

まず、貝に詰まっている砂を取り除きます。
ビーチに落ちていた貝ですからね、砂が詰まっているのですよ。



…よくこんなところに入り込んだもんだ…。

手前の道具で、砂をカリカリ掻きだすのですが、
これがなかなか手強い。
とにかくギッチリ詰まっていて、道具を入れる隙間がありません。
無理矢理掻きだそうとすると貝が割れるし
かといって砂を出さないわけにはいかないし…。
この道具とマチ針を駆使して悪戦苦闘。
砂を出すだけでまる2日掛かってしまいました。

砂出しが終わったら、貝に穴を開けます。
作るレイのスタイルによって穴の開け方が違うのですが、
今回は初めてということもあり、簡単な方法を選びました。
…簡単って言ってもですね、たいへんなのですよ。

まず貝の頭を爪切りでパチンと切って穴を開け、
その穴に、貝に穴を開ける器具を通して、もうひとつ穴を開けるます。
これだけの作業なのですが、貝が硬い硬い…。
硬いから、と思ってグイグイ力を入れすぎると、モロッと貝が割れてしまいます。
穴も大きすぎず小さすぎず。糸がちょうど通るくらいの大きさじゃなきゃいけません。
こんな感じ。



難しい方にも挑戦してみたのですが、全然穴が空きませんでした…。
(写真とは穴を開ける位置が微妙に違うのです。)

せっせと穴を開けたら、今度は大きさ別に貝を分けます。
本当はここで、色や模様でも分けておいて、デザインに合わせて色柄を選びながらレイを作ると
綺麗に出来上がるのですが…そんな余裕なし。
とりあえず大きさだけで分けました。



中央に大きなものを配置して、端(後ろ)に行くほど小さくなるように配置します。
中心から端に向かってせっせと貝を糸に通して…2日掛かりでようやく完成!



ガタガタながらもなんとかレイの形になりました。
…やっぱり貝の色、ちゃんと選べばよかったな…。

初めて作った例は、なんとも不格好ですが、
苦労して作っただけあって、妙に愛着がわいております。


実際に貝のクリーニングからレイを作るところまで体験してみて
レイを作ると言うことがどれだけ大変な作業なのか、身にしみてよくわかりました。
いやいや、良い体験をさせていただきました。

実はこの作業の前に、ビーチから貝を探し出す、という大仕事があるのですが
今回はそれは無し。
レイ1本分の貝を集めるのに、どれだけの期間がかかることやら…。

今まで先生から譲っていただいたレイ達。
もちろん大切に扱っていますが、ますます大事にしようと思いました。
ついでに今回自分で作ったレイも、大事にしよう。


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