運命の出会い?!

5年前の秋の終わりごろ、夜9時くらいだったでしょうか。
小雨がぱらつくなか我が家に向かってテクテク歩いて、4軒ほどお隣のお家の前に差し掛かったあたりで仔猫の鳴き声が聞こえました。
今夜は寒くなりそうだけど大丈夫かな~と思いながらテクテク歩いていたら、鳴き声がどんどん大きくなってきます。
どこで鳴いているんだろう?と思って立ち止まって周りを見てみたら…いました。
私の1mほど後ろに。よちよち必死に追いかけてきていました。
思わず拾い上げてしまい、そのまま我が家へ。



玄関でフーちゃんを呼んでフーちゃんに紹介して、部屋に入ってハナちゃんを呼んでハナちゃんにも紹介。
どちらに対しても、生意気に”シャーッ!!”って威嚇していました。
生意気に威嚇するアキくんに、フーちゃんは体中の匂いを嗅いで、鼻先をちょんとあわせてベッドにもどりました。
ハナちゃんは、シャーシャーいうアキくんをじーっとみつめて、頭の匂いをクンクン嗅いで、頭をペロッと。
どちらも拒絶することなく、受け入れてくれました。

可愛いは正義!

拾ってきた日は、
「家にはすでに犬と猫が1匹ずついるから、この子は飼ってくれる人を探そう」
と言っていたのです。おとーさんもおかーさんも。
おかーさんに至っては、お友達数人に電話で打診していたのです。
なのに翌朝、動物病院で健康状態をチェックしてもらって、ポスターを貼らせてもらえないかお願いしよう、と
秋晴れの空の下で仔猫の写真を撮っていた私の後ろで
「名前はアキちゃんなんてどうかな?秋の良い日に家に来たから。」 
「フーちゃんと早く仲良くなって貰わないとな。」
念のために確認したところ、
「だってゴハン食べさせたりしたし、責任があるからねぇ」
「よく寝てたし、居心地がいいんじゃないか?」



どうやら二人とも、初めて触れあったよちよち歩きの仔猫に、すっかり心を奪われてしまった様子。
まあいいです。私的には、こんなに可愛い子なら何匹でもOKですよ。
ということで、あっさり我が家の一員になりました。
…そうえば昔、私の妹がハナちゃんを拾ってきた理由も「可愛いから」でした。
可愛いってすばらしい。

ぐんぐん成長する健康優良児

我が家に来た時は、生後約2カ月、体重380g、ちょうど私の手のひらサイズだったアキくん。
5年経ったいま、体重なんと5.5kg!
身体も長くなりました。大きい、というより長いです。
玄関で長々と横になって”お帰りの舞”を披露してくれると、
アキくんでいっぱいになって、足の踏み場がありません。舞が終わるまで家に入れません…
そしてこの5年間、いちどもお腹を壊したことがありません。熱を出したこともありません。
食べたものを戻してしまうことはよくあるのですが、病的なものではありません。ほとんどは急いで食べたせい。



よく食べ、よく寝て、よく遊び、まだまだ成長し続けるアキくん。
縦の成長はとまっているので、あとは横に成長するだけ。
そろそろダイエット&シェイプアップが必要かも…。

甘え上手の付き合い上手?

アキくんはとにかく甘えん坊です。そして人によって違った甘え方をします。
おかーさんには、とにかくベタベタ。
おかーさんがトイレに入るとすかさず一緒に入り、抱っこしてもらって袖口をモミモミチュパチュパ。
朝晩20分以上、日課になっています。
そしておかーさんには、なにをされても絶対に甘噛みたケリケリをしません。
ひたすらゴロゴロすりすりベタベタ、甘えまくりです。
私にも基本的にはベタベタなのですが、私にチュパチュパするのは卒業したんだそうです。
たま~にちょっとチュッチュすることがあっても、すぐにやめてしまいます。
”かっこいいお兄ちゃん”は人前でチュッチュしないんだそうです。
そして私には、プロレスごっこをしかけて来ます。仔猫の頃からの日課です。
私の手を相手に、カプカプケリケリ。カプカプは甘噛みなので痛くないのですが、ケリケリは結構痛い…。
いつも腕にみみずばれができています。
おとーさんのことは、どうやら”仲間”だと思っている様子。
横を通るたびに頭突きしたり、座っているだけなのに足に襲いかかったり。
おとーさんが庭仕事をしていると、ボクも外に出せ!と大騒ぎ。「自分だけずるいぞー!」と思っているようです。
ハーネスとリードを付けてもらって、おとーさんを従えて、お庭のパトロールをするのが最近の日課です。



人によって接し方が違うのですが、それぞれが一番喜ぶ接し方をしている様子。
なかなかやるな。

こんなアキくんを、どうぞよろしくおねがいします。


※本日は研修で外泊なので自動投稿です。
いただいたコメントへは明日まとめて返信します。