フォンテーヌブロー宮殿から、バスで約2時間。
やって来ました、『ヴェルサイユ宮殿《Château de Versailles》』

広いです。
フランスでもっとも大きい宮殿はフォンテーヌブローとのことなので
建物はヴェルサイユの方が小さいのかもしれませんが、広い。
そしてお庭は、広大です。



見渡す限り、ヴェルサイユのお庭。
これ、庭っていうんだろうか…。

階段を下りると大きな噴水。



カメにワニにカエル…楽しそうな噴水だこと。

噴水の前で横を見ると…



なんとも個性的なカットの木々が整列しています。

そして振り返ると、ヴェルサイユ宮殿がドドーン!




ヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が建造した宮殿ですが、建造にあたり3つの目的があったそうです。
1.王の力の誇示(=噴水を作る)
  もともと水が豊富にあるわけではなかったこの土地に、機械との設置と水道橋を作って、
  セーヌ川から強引に水を引き、巨大な貯水池に水を貯めこみました。その水を使って、
  常に水を吹き上げ続ける噴水を作り、『自然をも変えてしまう王の力』を示したと言われています。

2.貴族を従わせる
  貴族達を強制的にヴェルサイユに住まわせ、彼らを支配したそうです。
  参勤交代にちょっと似てますね。

3.民衆の人気者になる
  ルイ14世は、だれでも自由にヴェルサイユの庭を散策できるよう、民衆に解放していたそうです。
  夏は毎晩のようにお祭りが催され、バレエなどが披露されていたそうです。
  ルイ14世、大人気間違いなしですね。


お庭は建物の正面だけでなく、左右にも。



やっぱりお水がふんだんにありますねぇ。
もちろん噴水も設置されていました。


そして建物の中は…噂にたがわず、超超超~豪華絢爛#59130;

ブルボン朝の最盛期を築いたルイ14世は、太陽王と称されていたそうです。

神話のワンシーンに登場する神様を王族として表した絵画や彫刻がよくありますが、
ルイ14世はゼウス神。



さすが太陽王。


紋章にも太陽が輝いています。




もうね、どこもかしこも金ぴかでゴージャス。




そしてそして、こちらが有名な『鏡の回廊(鏡の間)』





肝心の鏡は撮れませんでした。
人だらけで…。


こちらは『王の寝室』


(お友達の写真を拝借)

豪華ですねぇ。

ただ、ベッドは意外なくらい小さいのです。

今のように横になって眠ることは無く、クッションを沢山重ねて
座った感じの姿勢で眠っていたそうです。
だから今ほどベッドの長さは必要なかったのだそうです。


そしてこちらが、『王妃の寝室』。


(これもお友達の写真を拝借)

これまた豪華。
生地の柄は王の寝室よりラブリーなのですが、周りはこんな感じ。



ベッドの天蓋の隅に、かならず羽が付いているのですよ。
どうしてだろう?



王の寝室に負けず劣らず豪華絢爛。
ここで落ちついて眠れたんだろうか…?


この寝室で、出産も行われたそうです。しかも公開で。

王位を継承する子供の誕生なので、万が一にも不正があってはいけません。
産まれた子をすり替えたり、殺してしまったりなどの不正が行われないように
大勢で監視していたのだそうです。
王妃って大変なお仕事ですねぇ。

この王妃の寝室を使用した王妃は3名。
ルイ14世、15世、16世それぞれの王妃です。
なかでも有名なのは、ルイ16世の王妃、マリー・アントワネットでしょうかね。
(っていうか、ワタクシはこの方しか知りません。)



いろいろ言われていますが、この方も、それなりに苦労されたんでしょうねぇ…。


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