ハナちゃんにお年寄り気分を味わわせてしまった翌日、
それどころではない事件が発生!!

っていっても大したことじゃないんですけどね。
当事者のアキちゃん、状況を説明してくださいな。


『えっとね、バビューンってして、ドサってして、バッシャーンだったの。』

…それじゃあ何が何だか分かりませんよ。20点。


『え~。ボク90点だと思ったのに~。』
(おかーさんの作品、"でんでんむしアキちゃん"だそうで…)

アキちゃん、最近高いことろがお気に入りなのです。
しばらく前は、おとーさんのベッドから正面の和ダンスに飛び乗り、
ハナちゃんのベッド(クレート)の正面にある洋服ダンスまで移動して
上からの眺めを楽しんでいました。

先々週くらいから、ハナちゃんのクレートの隣にある洋服ダンスがお気に入りになったようです。
ハナちゃんのクレートに飛び乗り、そこから洋服ダンスの上に飛び上がって
下を眺めてご満悦!だったのです。

ところがこの日は、何を思ったか直接洋服ダンスに乗ってみようと思った様子。
高さ、約180cm。どう考えても無理です。
でも、みんなよりずっと高いところから下を眺める楽しみを覚えてしまったアキちゃん。
へんな自信がついてしまったようで、無謀にも洋服ダンスの正面から大ジャンプ!(これが"バビューン")
…したものの、頂上には届かずあえなく落下!!(これが"ドサっ")
そして、落ちたところはハナちゃんのお水入れ。
アキちゃんたら、ハナちゃんの飲み水用のボウルに、お尻からドボンと。(これが"バッシャーン")

もうね、大惨事ですよ。
ハナちゃんのお水が飛び散り、ハナちゃんのベッドの前まで水浸し。
お尻とシッポがずぶ濡れのアキちゃんが、パニクッて走り回るものだから
家中いたるところに水が飛び散って…。

おとーさんとおかーさんは、雑巾をかき集めてハナちゃんのベッド回りのお掃除、
ワタクシはタオルを握りしめてずぶ濡れアキちゃんの追跡。
散々走り回っている間に、アキちゃんはすっかり乾いたのですが、
アキちゃんがまき散らしたお水を拭いてまわるのに、どれだけ時間がかかったことか…疲れた。


バッシャーンと同時にハナちゃんは素早くお台所に避難して、
お掃除の様子を見守りながら、なんとか落ち着いてくれました。


『おちおち凹んでられないです。』

まったくだねぇ…。

で、この騒ぎのあいだフーちゃんはどうしていたのかというと…


『なんか騒がし~い…』

大物だ。



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