長々と続けてまいりました、旅の思い出日記。
ようやく最後です!

ワタクシに代わってフーちゃんからご挨拶を。

《写真にカーソルをのせると、写真が変わります。 …多分。》


ご、ごめんなさいね…。


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2010年1月末に行ってきた、カンボジアはシェムリアップ、
アンコールワットの旅行日記です。


2010年1月26日 P.M.

アンコール・トムの東側から北側に回り、到着したのはニャック・ポアン(Neak Pean)。



12世紀末頃、ジャヤヴァルマン七世が造った、仏教寺院です。
ここは当時、病をいやす場所、今の病院のようなところだったそうです。

この寺院は四角い池の中に建てられていて、その池の東西南北に一つずつ、
四角い池が造られています。
全体の形は、十字型になっています。赤十字の十字と同じ形です。



こんな昔から、病院といえば十字のマークだったんでしょうか…。


クメール王国の人々は、人の体は、水・風・火・土の
4つの要素に影響されると考えていたのだそうです。
東西南北4つの方角は、北⇒水、東⇒風、南⇒火、西⇒土を表していて、
その方角の池には、それぞれを象徴する顔が造られています。

いま残っているのは、この2つ。


北の「象」。ぶれちゃった…。


東の「人」。

この顔の裏から僧侶が聖水を流し、
象や人の口から流れ出るようになっていました。
その水を飲むと、悪いところが治る、と信じられていたそうです。


そして最後に訪れたのが、プリア・カン(Preah Khan)。
「聖なる剣」という意味があるそうです。

ここも、ジャヤヴァルマン七世が建てたものです。
チャンパ軍との戦いに勝ったことを記念して造り、
ジャヤヴァルマン七世の父親の菩提寺でもあるそうです。

なんだかすごいことになってます。



後ろもこんな。



ちょっと進むと、ガルーダがナーガを踏んでいる像がありました。



建物の中には踊り子のテラスと呼ばれる場所があり、
その壁のレリーフがこちら。


13人のアプサラダンサー。

ここは、当時本当にダンサーが舞を披露する場所だったそうです。

アプサラダンサーのレリーフの上には、仏像が彫られていたそうです。
でもジャヤヴァルマン七世の没後、
宗教戦争がおこり、ヒンドゥー教徒によって削り取られたのだとか。
もったいない…。

ここプリア・カンでもっとも特徴的な建物がこちら。


ギリシャの神殿のような丸い柱で、2階建。

図書館だったそうです。
他の遺跡とはかなり雰囲気の違う建物でした。


これで遺跡巡りはようやく終了。
長々とお付き合いくださりありがとうございました。

短かったけれど、濃厚な2日間でした。
見に行けなかった遺跡がまだたくさんあるし、
今回見たところも、もっとじっくり見たいし…
カンボジア、またいつか絶対に行きます!


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